お盆・お彼岸

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「お盆」や「お彼岸」といえば「ご先祖を敬い供養する大切な行事」としてお墓参りをされる方が多いと思います。
お彼岸は春分の日、秋分の日の頃というのは知っていても、その意味や違いを知っている方は多くはないのではないでしょうか。
また「お盆」では、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆を「新盆」といい僧侶や知人を招いて法要を行います。ここでは、新盆とお彼岸についてご説明します。

新盆

新盆とは故人の死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆の事をいい、初盆(はつぼん)などとも呼ばれます。

毎年夏になると故人や先祖の霊を祀るためにお盆が行われますが、この新盆では僧侶や知人を招いて法要を行うなど、あらかじめ準備しておく事が多く、それに伴い用意する物品や供養の流れなどをきちんと把握しておく必要があります。

お彼岸

仏教では、ご先祖様のいる世界を「彼岸(ひがん)」私たちのいる世界を「此岸(しがん)」といいます。

彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、3月の春分の日と9月の秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になるとされ、この時期に先祖供養されることになりました。

  • 新盆について

    盆提灯はなぜ飾るのか?

    盆に提灯を飾る理由としては、ご先祖様や故人の霊が迷わず帰ってくる目印として飾ります。提灯には迎え火や送り火と言った役割があるため、盆の入り(8月13日)に火を灯し、盆明け(8月16日)に火を落とします。新暦の場合、地域により様々ですが、精霊棚(盆棚)に装飾を施しご先祖様をお迎えします。

  • 新盆では何をすればいいの?

    盆棚の用意

    一般的に低めの机や自宅用後飾り壇に白布や真菰(まこも)のゴザをかけ使用します。仏壇の膳引きを使用する方もいます。その上に三つ具足(花立て・香炉・ロウソク)、故人の行き帰りに使用するとされる茄子の牛や胡瓜の馬、故人の好きだったお供え物をし、霊供膳(ご飯や香の物を供える御膳)を供えます。

    盆の入り

    8月13日は、自宅に盆棚の準備が出来たら、お墓に行きご先祖様を迎えに行きます。8月14日、15日は自宅に親族や故人と親しかった知人を呼び、僧侶を招いて法要をします。僧侶がお帰りになる際に、お盆にお布施を乗せてお渡しするか、袱紗(ふくさ)に入れてお渡ししましょう。
    ※盆棚のお供えや水は毎日交換しましょう。

    盆の明け

    8月16日は、なるべく遅い時間に送り火を焚き、先祖の霊を見送ります。
    地域によっては「精霊流し」や「灯籠流し」を行います。

  • 新盆のお返しは何が良いの?

    新盆のお返しの品物としては使って無くなってしまうものが多く使われています。海苔、そうめん、お茶、洗剤・石鹸、調味料などが選ばれています。
    ※食べ物の場合はなるべく日持ちがするものを選びましょう。

これらはすべて一例になります。やり方や飾りなどは、宗旨宗派や地域性によって大きく変わってきますので予め確認されることをおすすめします。

  • お彼岸について

    お彼岸の期間

    3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」の前後3日間を合わせた7日間です。それぞれの初日を「彼岸入り」、終日を「彼岸明け」といい春分の日、秋分の日を「中日」と言います。
    春分の日は、「自然を讃え生物を慈しむ」ことを趣旨とし、秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」ことを趣旨とする日として国民の祝日にも指定されています。

    お彼岸の決まりごとは?

    お彼岸では決まった飾り付け等はしませんが、一般的に中日の前後にお墓参りに行きます。
    お彼岸の7日間はそれぞれきちんとした意味を持っており、中日はご先祖様へ感謝をする日。前後6日間は(1、分け与える、2、規律を守る、3、怒りを捨てる、4、努力する、5、心を安定させる、6、知恵をあらわす)これらを1日ずつ行うとされる大切な期間です。

    お彼岸前に備えて

    お彼岸中は家族でお墓の清掃をし、お花や線香を供え、家に仏壇がある場合もきれいに清掃してからおはぎや果物をお供えしましょう。

    おはぎぼたもちはどう違うの?

    「ぼたもち」と「おはぎ」はそれぞれ「牡丹餅」、「お萩」と漢字で書きます。これには春の彼岸のころに牡丹の花が咲き、秋の彼岸のころには萩の花が咲くことに由来しています。これらは基本的には同じ食べ物ですが、季節が違うため呼び方もわけるようになりました。

    古くから小豆には悪いものを追い払う効果があるとされ、春は食べ物の成長を願い、秋は食べ物の収穫を願う。といったことからこの時期に小豆を使ったものを食べ、ご先祖様や自然に感謝するといったことに結びついています。

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